2018/6/4
歴史部では、新入部員を迎えての初の巡検を行いました。
行き先は、「甲府」です。言わずと知れた、戦国武将武田氏ゆかりの地。
夏合宿の信長に関連するテーマとして、この地が行き先として選ばれました。
朝、新宿駅に集合。8時発のスーパーあずさに乗って、一路甲府へ。
甲府到着後、かつて武田信玄の居館(躑躅ヶ崎(ツツジガサキ)館)跡にある「武田神社」へ。
来年の2019年には、信玄生誕500年となるそうです。
武田神社の入り口
武田神社に参拝
神社に、サンリオのキティちゃん像を発見!!!サンリオの社長さんは、山梨の出身だそうです。それにしても、信玄とキティちゃん、不思議な組み合わせ?
武田神社では、武者姿のボランティアの方が、神社の案内もしていらっしゃいます。せっかくなので、一緒に記念写真!
武田神社の後は、バスで「要害山城」へ。
ここは、躑躅ヶ崎館(武田氏館跡)の詰城として築かれた山城で、砦(とりで)なども築かれたそうです。武田氏が今川勢と戦いの最中、この城中で信玄が誕生したといわれています。
今は、わずかに石垣と曲輪(くるわ)の一部が史跡として残るのみですが、そこを見つつ山頂まで登りました。
頂上の平地も曲輪の跡です。そこで、みんなでお弁当。
要害山城を下山し、この日最後の「甲府城」へ。
ここは、豊臣秀吉の時代以降に築かれた近世城郭です。豊臣から江戸時代にかけては、この城を中心に現在の甲府の街が形成されました。
甲府城で、ガイドさんの説明を伺いました。
甲府の街には3つのお城が残っています。それぞれのお城が、各時代ごとに目的・地理上の戦略を考えて場所も選定され、また求められた役割を果たしました。一つの街に時代の異なる3つのお城が残っている例も少ないそうです。
1日で、一気に戦国中期から江戸時代までを走り抜けた、そんな気分にもなる初夏の巡検でした。
(歴史部顧問)