2020/5/19
中2学年では、「基礎学力の定着」という基礎期の目標を達成すべく、「Google Classroom」を用いたオンデマンド授業(動画視聴による授業)の配信を毎日行っております。4月には生徒たちにオンデマンド授業と自宅学習のリズムに慣れてもらうために、英語・数学・国語・理科を中心に授業を配信しました。5月からは、5教科のオンデマンド授業を中心に、全教科で授業を配信しています。今回は、数学・理科の授業についてご紹介致します。
〇数学科の取り組み
数学科は中学1年次
① 授業を受けてまずは内容をしっかりと理解
② 復習プリントを使ってアウトプットしながらもう一度インプット
(このときは授業のノートを見ながら演習することを推奨)
③ 問題集で自主学習
④ 演習問題でまとめ
という流れで学習を進めてきました。数学を習得していくステップは他教科にも通じるものがあると思っています。したがって、自宅学習期間であってもこのステップをできるだけ崩さないように、いつもと同じような授業を動画で配信し、中2の学習範囲を進めています。
生徒の反応は全体的に良いと感じています。演習問題の結果や数学科独自のアンケートを見ると、「授業を理解できるまで何回も見る」など生徒たちから歩み寄ってもくれているようです。オンデマンド学習の今だからこそできる学習方法であり、普段学校で授業を行って進めていくよりも習得率が高い生徒もおります。
更にオンライン学習に慣れていけば、授業中の別解をオンラインで募集したり、復習プリントの提出を写真で行うなど、生徒からの反応をより細かく見ていく予定です。
○理科の取り組み
理科の中でも特に物理分野は、実際に手を動かして計算を行うことで、初めて理解することができます。そこでオンデマンド授業だけではなく、その理解を促進するためのweb小テストを定期的に行っています。小テストは自動採点で行われるため、生徒たちはすぐに自分の解答のどの部分が間違っているのかを知ることができます。
小テストで間違えたところは伸びしろなので、その間違えを大切にしてほしいと考えています。そのため、小テストを行った次の日に解説動画を配信することで、フォローアップを行っています。このようにして身に付けた学力は、在宅で実施した確認テストにて発揮してもらいました。オンラインだからこそできることを考え、この状況を生かすための指導を模索しています。
(中学2年 学年スタッフ)