城北ブログ

学校長より~3学期を迎えて~

 新型コロナウイルスの感染が地球規模で拡大する中、新しい年を迎えることとなりました。

 今年は寅年です。中国伝来の十二支は、もともと植物が循環する様子を表しており、その年の特徴につながるといわれています。寅年は厳しい冬を越えて、春が来て芽吹きを始め根や茎が生じて成長する時期だとされています。今まで努力してきたことが、一気に伸び始める、成果が出てくることが期待されます。
 また、虎が鋭い目つきで獲物を狙うことから「虎視眈々(こしたんたん)」という言葉もあります。皆さんも狙ったチャンスを逃さず掴む、積極的な姿勢を持って下さい。

 さて、皆さんは、新しい年をどんな気持ちで迎えたでしょうか。
 宮城教育大学の元学長、林竹二先生は、「学んだことの証は、ただ一つで、何かが変わることである。」と述べています。新しい分野に目が向くようになることが勉強であり、新しい自分を発見するために、踏み出す勇気を持つことが勉強なのです。
 「一年の計は元旦にあり」と言われます。
 何事もはじめが大事ですから、ぜひ今年は、新しい自分を発見するために、踏み出す勇気を持つことを意識し、目標や計画を立て、着実に実行してください。夢に向けて日々努力してほしいと思います。

 1月15日・16日には大学入学共通テストが行われます。それから、私立大学、国公立大学と2ヶ月にわたって入試が続きます。高校3年生は、合格に向けた気概を持って、最後の頑張りを見せて下さい。

 新型コロナウイルスの収束が見えない不安な状況は続きますが、引き続き感染対策を継続し、この一年で皆さんが更なる飛躍を遂げ、新たな挑戦に向かっていくことを期待しています。

(城北中学校・高等学校 校長 小俣 力)

※始業式での校長からのメッセージを、広報企画部で抄録しました。

↑1月7日:雪で覆われた城北のグラウンドと日の出(撮影:校長)

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