2022/3/25
クラブ活動制限下のため半日ですが、春巡検を実施しました。今回の巡検は、昨年8月に計画していたものの中止となった「上野巡検」です。
夏に班編制をし、班ごとで上野公園内の史跡をめぐるコースを設定したものの、それがそのまま「温存」されていました。半年を経て、このたび実施できました!
まずは上野駅に集合。その後、班で史跡散策です。
班ごとの写真をご紹介します。
その後、再集合して東京国立博物館へ。現在行われている「ポンペイ展」と「空也上人と六波羅蜜寺展」を見学しました。
今のご時世、イタリアのポンペイに行くことは叶いませんが、今回の展覧会では史跡の様子の再現もあり、遠い日本でもポンペイの様子を体感できるような展示になっています。そのため、楽しく見学することが出来ました!!
~ポンペイくんと並んで!~
最後に、集合写真!
‥生徒の感想を一部抜粋して紹介します‥
◇上野公園(班行動)
・色々なものを見てまわったが、その中でも特に記憶に残っているのは、花園稲荷神社のズラーッとならんでいた鳥居。ああいうタイプの神社は写真や動画などで見たことはあったが、実際に行ったことはなかったので、良い体験だった。
・天気がよくて気持ちよかったです。西郷隆盛像は思っていたよりも大きく迫力がありました。また、その少し先にある清水観音堂の月の松は丸く曲がっており、不思議でした。桜並木は、まだ桜の花は咲いていませんでしたが、つぼみが沢山あって少し赤色になっていてきれいでした。
◇ポンペイ展
・2000年以上前、日本がまだ弥生時代ぐらいの時に、ポンペイではこんなにも文化や技術が発達していたことに驚きました。例えば、日本では稲作が発達しているのに対して、ポンペイでは小麦の栽培が発達し、パンなどが食べられていました。このように今でも食べられているものや使われているものが沢山あって面白かったです。
・展示の中でも特に興味深かったのはポンペイの賃貸広告文だ。書かれた文字が鮮明に残っていたこと、また今でもありそうな内容が興味をそそった。
・個人的に一番驚きだったのは、(2000年前に)水道などのインフラが整っていたということである。
・特にアレキサンドロス大王のモザイクは最初は絵だと思っていたのですが、モザイクと知ったとき、とても驚いたとともに、作者の努力を感じました。また、広告文など古代に灰に埋もれてしまった人間の生きた証が見られたようで、少し嬉しくなりました。
◇空也上人と六波羅蜜寺展
・(空也上人像は)念仏を口から出すように作られていて、下に針金のような土台があり、とても細かったため、よく支えられた状態のままで残っているなと思った。
・多聞天ら四天王は、刀などの武具を持っていたため躍動感があり、像ではあるが、動いているような雰囲気を感じた。
(歴史部顧問)