2022/5/24
地学の授業受講者は、毎年4月に正門付近を歩き回って、地球の大きさを測定するのが恒例行事となっています。
最初に、歩いて自身の歩幅を確認します。
本校の職員玄関から正門までは、ほぼ南北に位置するのを利用して、測線を歩くことで、その歩数から距離を測定します。
また、GPSを用いて測線の緯度を取得し、この緯度と前述の距離から地球の大きさを測定するというものです。
今年度は、高1と高2の地学選択者に測定してもらいました。
データ取得後は電卓を用いて、ひたすら計算です。
適切に取り組めば、非常に精度よく地球の大きさを測定できる実験で、多くの生徒が誤差数%の範囲で地球の大きさを測定していました。
生徒からは、
「こんな簡単に地球の大きさを測ることができるなんて驚いた」
「地球の大きさなんて途方もないものを、自身の手で測定できたことにうれしさと達成感を感じた」
と評判です。
ぜひ、地球という大きなものを机上論に置かずに、この実験を通じて身近なものとして感じ取ってもらいたいと思います。
(地学科スタッフ)