2022/7/28
7月26日〜28日まで、中学2年A,B組が夏期林間学校に行きました。中学2年生にとっては初めての宿泊行事で、城北生の心の故郷である大町山荘に宿泊しました。
【1日目】
山荘で開校式を行った後、山岳博物館を見学し、北アルプスの山岳文化について学び、飼育されているライチョウを見ることもできました。
↑開校式で生徒代表からひと言
↑山荘での初めての食事
↑山岳博物館で
その後大町ダムに行き、そこから班行動で山荘、上原(うわっぱら)遺跡、道祖神巡りのハイキングをしました。後立山連峰を背に、小川のせせらぎ、鳥のさえずりを聞きながら田園地帯を歩く散策は、都会の喧騒で疲れた私たちの心を癒やしてくれるものでした。
↑大町ダム
↑道祖神めぐりのハイキング
夜は2日目に見学する黒部ダム建築に関するビデオを鑑賞しました。電力不足解消のために、立山の大量の雪解け水を発電に利用することを考え、多くの困難に立ち向かった勇敢な人々の壮大な物語で、「黒部の太陽」という映画にもなっています。
【2日目】
山荘の横の広場で飯盒炊爨を行いました。まずかまどで火を起こすのですが、これがなかなかうまくいきません。火が消えてしまったり、火力が弱すぎてご飯が炊けなかったり。それでも何とかみんなで協力して、薪をくべて、うちわであおぎ、ようやく火力が安定して、カレーライスを作って食べることが出来ました。みんなで苦労して作ったカレーの味は格別だったようです。
↑飯盒炊爨の説明
↑飯盒炊爨
午後は扇沢から電気バスで黒部ダムへ向かいました。途中バスのトンネルの中で、建築途中で岩盤が崩れて水が吹き出した破砕帯の実際の場所や、長野側と富山側から掘って貫通した地点を通り、当時の人々の苦労に思いをはせました。186メートルの高さから毎秒10トンの水が放水される黒部ダムは、息をのむ迫力がありました。
↑黒部ダムにて
夜は、パフォーマンス大会を行いました。各班趣向を凝らして様々な出し物を披露しました。「本気でやる絵しりとり」、「一筆書きの黒部ダム」、「A組の失敗談」、「ジェスチャーゲーム」など芸達者な人たちが大いに盛り上げてくれました。
↑パフォーマンス大会
【3日目】
朝、グランドでラジオ体操を行い、朝食後に閉校式を行いました。
↑ラジオ体操
↑閉校式
↑山荘前にて
山荘に別れを告げ、長野市にある善光寺に向かいました。善光寺は、日本最古の仏像といわれる「一光三尊阿弥陀如来」を本尊とする寺院。ご利益が多いことで知られ、年間の参拝者数が700万人を超すという観光名所です。「遠くとも一度は参れ善光寺」これは、江戸時代から人々の間で語り継がれてきた言葉です。一度でもいいから善光寺でお参りを。そうすれば極楽往生が約束される、と古くから信じられています。ガイドの方に案内していただいた後、ご本尊を拝んだり、暗闇をはって歩くお戒壇めぐりをする人もいました。
↑善光寺にて
この林間学校で寝食を共にすることで、「他人を思いやり、仲間と協力すること」、「どんな小さなことでも全力で取り組むこと」の大切さを学んでほしいと思います。それが、城北での残りの4年半の生活の土台となるものであり、一生の財産となるものです。
(中学2年学年スタッフ)