2017/6/2
高校2年生の地学基礎の授業では、実習を重視して指導しています。
先日は自分の歩幅と歩数で距離を測り、最終的には地球の大きさを測定しました。
まずは数十メートルを一定の歩幅で歩き、自分の歩幅を導きます。
その後GPSで緯度を取得し、方位磁針を用いて南北に歩きます。
その際に歩数を数えて距離を測ります。
ある程度歩いたところで再びその場所の緯度を取得します。
緯度差とその距離がわかるので、そこから扇形の計算によって地球の大きさを知ることができます。
生徒によっては相対誤差を2%程度にまで抑えることができていました。
生徒たちは、自分の足で歩くことで簡単に地球の大きさを導くことができたことに驚きを感じていました。
また普段は外で行うことのない地学基礎の授業において、今回の授業はとても新鮮で刺激されるものだったようです。
(地学科スタッフ)