2017/6/29
バレーボール部は、6月18日(日)にインターハイ東京都予選(2日目)に出場しました。
1日目を勝ち上がってきたチームとシード校が揃うこの2日目には、ハイレベルな戦いが繰り広げられました。
城北の初戦は、1試合目を勝ち上がってきた城東高校との対戦でした。
「試合は序盤が大事。先にリードして城北のペースに持っていこう!」
3年生をはじめ、選手たちは全員でこの言葉をかけ合い、1セット目ではまさに有言実行でした。
2セット目も持ち前の攻撃力とジャンプサーブが冴え渡りました。
守備を専門とするリベロも目を見張る活躍をし、フェイントや相手の攻撃をとにかく拾って上げ、攻撃につなげてくれました。
結果25-13、25-20で勝利しました。
次の対戦は成蹊高校。成蹊は関東予選で最後の順位決定戦に進出した、実力のあるチームです。
1セット目、先ほどの試合と同様に序盤で一気に攻め込みました。
セッターがレフト、クイック、ライトなど様々な箇所にトスを回し、相手を翻弄しました。
勢いづいた選手たちの攻撃はとどまることを知らず、終始リードを保ちました。
ベンチの選手たちも自ら志願し選手交代し、サーブやレシーブをして勝利に貢献しました。
まさにチーム全員で勝つ、「全員バレー」の精神です。25-11、25-20で勝利し、ベスト8に進出しました。
これで会場決勝に駒を進めることになりました。
会場決勝は駿台学園との対戦でした。
東京都の新人戦では優勝、関東予選では準優勝している強豪です。
しかし、相手に物怖じすることなく、積極的に攻める姿勢を忘れず戦うことを城北の選手たちは体現しました。
セットの序盤は駿台に一歩も譲らない接戦を繰り広げました。
こちらのスパイクも相手コートに何本も突き刺さり、その度に選手たちの雄叫びと応援の選手や保護者の歓喜の声が城北の体育館に響き渡りました。
しかし、試合の後半では相手のブロックが全力で止めにかかり、最終的には15-25、18-25で敗れました。
プレーした選手はもちろん、応援していた下級生たちの目からは涙が流れました。
しかしそれは、部員たちが今までつらい時も支え合いながら乗り越え、一生懸命やってきたからこそ流れた涙だと思います。
試合が終わり、応援席からは惜しみない声援と拍手が送られました。
それはしばらく止むことはありませんでした。これで高校3年生は引退となります。
バレーボール部は高校2年、1年生が後を継いでいきます。
3年生の一生懸命で前向きな姿勢を忘れることはありません。
本当にお疲れさまでした。ありがとう!
(バレーボール部顧問)