チャンスとチャレンジは表裏一体。挑戦なくして、千載一遇のチャンスはつかめません。私自身、何度もその機会を逃し、失敗してきました。「出来ない」と限界を勝手に設定し、夢を諦めてしまったことも多々ありました。可能性がある限り、自分を信じて進めば、道は開く。プロ野球取材、そしてメジャーリーグで大谷翔平選手の生き方を間近で見ていて、そう感じます。30歳を機に退職し、単身渡米したことは大きな挑戦でしたが、10年たってようやく、思い描いた道が開きつつあります。
城北での学生時代は、勉学とともに野球に没頭しました。卒業以来、22年ぶりに母校を訪れた際、中学時代の担任の先生に「野球頑張ってたな。上手かったよね」とお声がけを頂き、大変感激致しました。都心から近く、それでいて緑や自然に囲まれていること、そして大きなグラウンドでのびのび活動できることも、文武両道に適した環境だと思います。
正直、意識をしていた訳ではありませんが、校訓の「着実・勤勉・自主」は自然と身についたように思います。繰り返しになりますが、自ら挑戦への一歩を踏み出し、失敗や経験を重ねて夢に近づいていけるよう、城北生たちの明るい未来を願っております。