城北ブログ

中2物地「天気予報実習」

中1、中2の物地の授業では、学期に2回の実験や実習を行ってます。そのうち一つは、実験後レポートを書き提出します。そしてもう一つは、結果や考察を発表する形を取っています。それは、2020年度の新入試に向けて、生徒達の思考力・判断力・表現力を磨いていくには、プレゼンテーションを多く行うことが有効だと考えているからです。今回の中学2年の物地では、「天気予報実習」を行いました。

生徒には、班に2台のiPadと2本のアップルペンシルが渡されます。ロイロイノートというアプリを使って、天気図と気象衛星からの写真を配信します。生徒たちは、それまでに気象に関する学習は全て終えていますので、その写真を見て、天候の状況やその後の天気を予想していきます。

生徒たちは、グループごとに意見を交換し合い、積極的に議論を重ねて行きます。また、天気予報の動画を見ながら、天気予報ではどのような情報を発信して、どのように伝えていくのかを、グループごとに話し合います。

生徒たちは、話し合いで得た結論をまとめ、発表するためのプレゼン資料を作成していきます。

そして次の時間は、いよいよ発表です。発表の順番は、あみだくじのアプリを用いて決めました。

生徒たちの発表は、非常に工夫をこらしているものも多く、チームワーク良く役割を分担して的確に発表していました。

発表が終わると、ルーブリック評価シートで相互評価をして、1学期の期末テストの平常点に反映されます。生徒は真剣に発表し、真剣に評価していました。

今まで学習した気象に関する知識を、この実習で活用することができて、気象に関する学習ののモチベーションアップにつながったのではないでしょうか。また、iPadなどのICTツールは、学びを変容させる力があると痛感することができました。今後も新しい学びの可能性を探っていきたいと思います。

(中2理科スタッフ)