城北の教育Education

基礎期(中1・中2)

基礎期

学ぶ姿勢・好奇心の向上

基本的な生活習慣の確立と基礎学力の定着
学校生活を通して勉学や社会性を身につける6年間の土台

基礎期(中学1年・中学2年)

6年間の土台となる大切な時期です。学校生活を通じて、基本的生活習慣の確立や自立心、学ぶ姿勢、自分で考えて行動する主体性、教科の基礎力を高めてもらいます。また、各種行事やクラブ活動を通じて、社会性や思いやりを養うと同時に、創造力や思考力、コミュニケーション能力などを高め、多様性を受け入れる広い心を身に付け、友と教え合い、高め合う姿勢を育んでもらいます。

充実した学園生活の確立のために

クラブ活動
  • 運動部・文化部共に盛んなクラブ活動

クラブに入部し活動することで、熱中できるものを探し、チャレンジ精神を高めます。同時に、先輩・後輩や仲間との触れ合いを通じて、社会性や思いやり、協働心の大切さも学び、勉強とクラブ活動のバランスをとった学校生活を目指します。なお、入部は希望制です。中1の99%(実人数)が入部しています。

学校中心の生活
  • 学校で友人とともに学ぶ姿勢を育む
  • 社会生活の基礎を学ぶ

日頃の学校生活や、授業への積極性、ICTの利用、提出物への取り組みなどを通じて、学校で友人とともに教え合い、高め合うという将来生かされる学びを大切にしています。また、担任と生徒の二者面談や生活アンケートなども年に複数回実施し、学校生活や学習面のアドバイスや相談にも対応しています。

基礎学力向上のために

静座でメリハリをつける
  • 姿勢を正し呼吸を整える「静座」は本校独自の伝統
  • 授業と休み時間とのメリハリをつける
  • 集中しやすい45分授業

本校では、友人と楽しんだ休み時間からメリハリをつけ、集中して授業や行事に臨むために、目を閉じ呼吸を整える「静座」を行います。

また、授業は集中が継続しやすいように45分授業。45分に一度きちんと休憩を入れることで、メリハリをつけ、集中して授業に臨める環境を整えています。

バックアップ体制
  • 職員室前の質問・補習スペース確保
  • 試験前などの補習や再テスト

わからないことはすぐに解決することが基礎学力向上にとても大切な習慣です。友人同士で教え合う習慣もありますが、それだけでなく、職員室に質問を聞きに来た時に、その場で解決できるよう、基礎期職員室前には、ホワイトボードや机・椅子が設置されています。日頃から再テストや補習なども行い、基礎学力をしっかりつけて進級できるようにバックアップします。

主要教科の重点的学び
  • 英数国理の時間増
  • 中2で中学の課程を修了する科目も

大学入試に関わってくる主要教科の時間数を増やすことで、基礎学力の定着と向上を図っています。一部の科目は、中3から高1の教科書に入るため、中学の課程は中2で終了できるようなカリキュラムとなっています。

学習習慣を身につける
  • 課題と小テストの活用
  • 定期テストと実力テストの実施

日々の授業内容の理解を深め、さらに、学習習慣を身につけるために、課題や小テストを効果的に活用しています。また、朝早く登校し学習することや、放課後図書館で学習することも可能です。そのような習慣を友とともに確立していく生徒が多いです。このような習慣は、間違いなく大学受験勉強時や将来的に、生かされていきます。

数学の少人数制授業
  • グレード別のクラス
  • 基礎学力をしっかりつけて進級

差がつきやすい数学では少人数制のクラスを構成し、理解度に合わせて基礎学力をしっかり定着させるシステムを構築しています。
基礎を習得することで、高校内容に入った時に、スムーズに理解し習得できるように工夫をしています。

理科校外見学
  • 学術的な物の見方
  • 本物に触れ、新たな発見体験を

中学生では毎年、学んだ内容を深めていくために、さらに、本物に触れ、新たな視点を得るために、理科校外見学を実施しています。生徒たちは本物に触れることで、好奇心や探究心が思いっきりくすぐられ、さらに深めていこうと楽しみながら主体的に探求し始めていきます。本物から刺激をもらって、教科書の枠を超えた学びを体験して、大きく成長することができるきっかけになっています。

特色ある取り組み・行事

iRoomでのICT授業
  • 総合学習「情報」(中1〜中3)
  • 探求型アクティブラーニング授業

一斉授業型の形式ではなく、自分で考え、友人と話し合い、プロジェクトを進めていく授業です。ペッパー君へのプログラミングや自分の興味あることを探求し、まとめ、プレゼンテーションをすることでクリエイティビティを磨き、高めてもらいます。リテラシー・プレゼンテーション・プログラミングを授業内容で取り入れ、情熱を持ってチャレンジしていく学ぶ姿勢を育んでいます。

大町オリエンテーション(中1)
  • 協働心を高めるための班行動
  • ハイキングやカレーライス作り、星空観察
  • 校歌コンクール

長野県大町市にある本校の山荘で、2泊3日の宿泊行事です。班行動が多く、協働心を高め、友人との絆を深めてもらいます。班行動でのオリエンテーリング、飯盒炊飯、校歌コンクール、カレーライス作り、星空観察などのプログラムを通して、互いの良さを知り、力を合わせる大切さを経験してほしいと思います。入学して初めての宿泊行事になり、ここでの思い出は一生忘れないでしょう。余談ですが、お風呂は温泉です!

理科自由研究(中1・中2)
  • 夏休みの課題として一人一人探求する
  • テーマは理科の内容なら自由に設定できる
  • 校内審査により、金賞、銀賞、銅賞受賞者には、オリジナルメダルを授与
  • 優秀な研究は理科自由研究発表会で発表

与えられた教材や販売されている実験キットを使わずに、テーマや実験方法を自分で考え、材料の準備、実験を行い、結果データとそこからの考察をまとめてくる自由研究を30年以上前から独自に行なっています。まさにゼロから生み出し、自分オリジナルの研究を行う貴重な機会で、毎年素晴らしい研究が集まってきます。校内審査により、金賞、銀賞、銅賞受賞者には、オリジナルメダルを授与しています。また、金賞の研究は文化祭でもポスター発表を行い、多くの方にご覧いただいております。さらにその中でも優秀な研究をした生徒には、理科自由研究発表会で発表をしてもらい、その素晴らしさを学年を超えて学び合います。また、金賞、銀賞、銅賞の研究は、校外のサイエンスコンクールにも応募しており、各サイエンスコンクールにて、優秀な成績を収める研究を一生懸命に取り組んでくる生徒もおります。

夏期林間(中2)
  • オリエンテーリングやパフォーマンス大会
  • 博物館鑑賞や黒部ダム見学
  • 歴史的名所巡り

本校の大町山荘も利用しながらの2泊3日の宿泊行事です。歴史的建造物でもある黒部ダムをはじめとして、歴史的名所を巡り、その歴史を知り、そこから自分の人生にも生きるような学びを得る機会にして欲しいと思っています。また、中2になり、城北の学校生活に慣れてきたからこそ、友人との班行動はさらに楽しみが増え、盛り上がりを見せ、その絆もさらに深まっていくことでしょう。中1の大町オリエンテーションの時に比べ、一人一人が協働心や自立心が成長してきていることを見せてくれる機会にもなります。

マラソン大会(中1・中2)
  • 森林公園で8㎞のマラソン大会
  • 過去全員完走

最後まであきらめずにやり抜く気持ちを培います。毎年、マラソン後半で諦めそうになる生徒が、友人や先生方みんなに励まされ、あきらめずに最後まで完走している姿を目にします。そのような応援が力になること、一人ではなく、みんなとならやり切れることを知って欲しいと思います。それは、応援される側も応援する側も感じることができると思います。仲間の存在の大切さや最後まで諦めずにやり抜くことができると自信にしてもらい、人生にも生かして欲しいと思います。完走後のお弁当は、普段よりもおいしく感じるとの声も飛び交っています。

私の主張コンクール(中1・中2)
  • 自分の主張を、論理的かつ表現方法も考えて発表する

冬休みには、“私の主張”というテーマでの作文作りに取り組んでもらいます。論理的に自分の主張を表現し、相手に伝わるようにしていく力を育みます。3学期には、各クラスで全員が発表を行います。ただ読むのではなく、伝わりやすいように表現も工夫しながらの発表になります。生徒の相互評価によって、代表を選出し、代表者は、2月に行われる「私の主張コンクール」で発表します。クラスを代表しているだけあって、審査員をうならせる作品ばかりで、その視点の面白さに驚かされます。その面白い着眼点や独創性、論理展開や表現力が審査され、最優秀賞や優秀賞などが選出されます。審査員には高校3年生も加わり、後輩たちの頑張りを見てくれています。

基礎期(中1・中2)の行事

4月
  • 入学式(中1)
5月
  • 対人関係を考える授業(中1)
6月
  • 合唱祭(中1)
  • 体育祭
  • 大町オリエンテーション(中1)
7月
  • 夏期林間(中2)
8月
9月
  • 文化祭
10月
  • 理科校外学習
11月
  • 理科自由研究発表会
  • マラソン大会
12月
  • イングリッシュシャワー/希望制(中2)
1月
  • 書き初め展
2月
  • スキー教室(希望制)
3月
  • 私の主張コンクール
  • イングリッシュシャワー/希望制(中1)

基礎期授業科目はこちらからご覧いただけます。