城北ブログ

学校長より~2学期を迎えて~

全校生徒が揃って、新しい学期を迎えることができ、本当に嬉しく思います。

長く暑い夏休みの間、夏期講習会・部活動・学校行事の他に、学校以外のサマーキャンプや課外活動に参加した生徒も多かったと思います。いろいろな経験をして成長してくれたとも思っています。

 

この夏、林間学校の帰りのバスの中で、「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」という有川浩さん原作の小説を映画化した作品を見ました。その中で、主人公が、「『雑草という草はない。草にはすべて名前があります』と昭和天皇はおっしゃったそうです」と語りかけるシーンがありました。私は、日本の植物分類学の父である牧野富太郎先生の「雑草という名の植物はない」という言葉を思い出しました。

人間は自分の尺度、目的で必要か、不必要かを決めることが多いと思います。また、「雑」と言う文字には価値が低いという意味合いがあるように思います。

全ての植物には名前があり、生物には名前があるのです。道ばたの草を雑草で片付けず、小さな命にも興味関心を持ち、本来不必要なものなど世の中にはないことも知って欲しいと私は思っています。また、私たち人間にもひとり一人に名前があり、存在があります。個性を持った一個人をお互いに認識して、お互いを大切にして欲しいと思っています。

 

さあ、今日から2学期が始まります。心を引き締めて取り組んでいきましょう。

2学期は、特に体育祭や文化祭という全校生徒が一つになる行事があります。

体育祭のスローガンは、「不撓不屈(ふとうふくつ)」です。この言葉の意味は、「強い意志を持って、どんな苦労や困難にもくじけないこと。諦めないで困難を乗り越える」ということです。運動が得意な生徒もそうでない生徒も、自分の出来る精一杯の力で、逞しく競い合って欲しいと思っています。

また、今年度の文化祭のテーマは「彩(さい)」です。一人ひとりの個性を色に見立て、その色が調和する文化祭を作り上げたいとのこと。そのために、文化祭実行委員会をはじめ、多くの生徒が準備をしてくれています。素晴らしい文化祭になるよう期待しています。

どちらの行事も主役はもちろん君たちです。皆さんが主体的に取り組んでこそ、思い出に残る青春の1ページになると思います。精一杯頑張りましょう。

 

最後に、高校3年生に一言。

2学期は、大学進学に向けての受験準備のために、一日一日がとても貴重になると思います。焦ることなく、着実に、努力を重ね、将来の目標に向かってください。

君たちはできます。

 

城北中学校・高等学校 校長

小俣 力

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