城北ブログ

【中1】自宅学習期間中の取り組み(1)

新型コロナウイルスの流行によって生徒が自宅学習を余儀なくされている中、中1学年では現在、全教科で「Google Classroom」を用いた授業の配信を行っております。1つの授業につき50分で曜日毎に時間割を組み、それに従って勉強を進めていくように指導しています。今回は、英語科・国語科・数学科の取り組みをご紹介します。

《英語科の取り組み》

中1英語科は「英語学習の習慣を作ること」を目標としています。英語の学習は積み重ねが大切です。そこで50分授業を週5日確保しています。そしてほぼ毎時間動画を配信しています。動画配信で注意しているのは以下の2点です。1つ目は、動画の時間は生徒の集中力を考えて約20分に抑えている点です。その中で文法の説明や問題の解説をしています。残りの時間で生徒は問題を解き、単語の練習や、音読に取り組んでいます。2つ目は、動画には生徒の手元にある教材と同じものが映る形で進んでいくようにする、というものです。こうすることで生徒が見るべきプリントや書き込むべき内容が明確になるようにしています。

また、毎回の授業の冒頭で、前回の授業内容の「確認テスト」に取り組んでもらい、自己採点をさせて、理解度を確認しています。さらに週1回「小テスト」を行っています。「小テスト」はオンライン上で提出してもらい、教員が採点し返却しています。こうすることで生徒の理解度を教員の側も把握し、指導や動画の作成の参考にしています。以上のような取り組みが、英語学習の習慣作りにつながってくれることを願っています。

《数学科の取り組み》

自宅学習期間中、中1数学科は解説用動画の配信をしております。生徒は配信された動画を見た後、各自で教科書の問題を解きます。解き終わったら、動画と同時配信の解答を見て、それぞれ自己採点をしてもらいます。

その後、こちらが指定した番号のプリント(これはあらかじめ各ご家庭に送ってあるものです)を解きます。そして、解き終わったプリントの写真を撮り、それをオンライン提出してもらいます。教員はそれらを添削して返却し、正答率の低かった問題や質問の多かった内容については、解説動画をアップロードします。

以上が数学の授業の進め方です。算数と数学は似ているようで違いも多く、そこで苦労する生徒も多いので、懇切丁寧な説明を心掛けています。

《国語科の取り組み》

中1国語科では、現在授業動画を週3回配信しています。教科書の本文を映して読解の際のポイントになる部分を説明したり、PowerPointを用いたりして、視覚的に分かりやすい授業になるように心掛けています。また、動画の時間が長すぎると生徒の集中力が失われてしまう可能性がある為、なるべく30分程度で収まるように工夫しています。これは、生徒が板書の書き写しや動画の見直しに使える時間を十分に確保する為でもあります。

授業動画以外にも、事前学習として授業で扱う教材に出てくる言葉の意味調べを課しています。更に、論説文などの読解を行った後には、内容を100字で要約させています。生徒はその要約をオンラインで提出し、教員がこれを添削して返却します。これによって、生徒の読解力及び記述力の向上を目指すとともに、理解度の確認を行っております。

その他にも、毎週漢字学習の課題を出しています。こちらも、確認テストを配信することで、知識の定着を図っています。

授業動画では生徒とのやりとりができず、担当者として歯がゆい思いもありますが、それは生徒達も同じだと考えています。学校での授業が行えるようになる日に向けて、準備を進めております。

(中学1年学年スタッフ)