2020/5/20
今回は、中学受験生の皆さんに、中学3年生の生徒が未来の後輩たちのことを想って贈る、受験勉強のアドバイスと応援メッセージを掲載致します。最後まで読んでいただけましたら幸いです。
『今、このような状況になり、塾によって違いはあると思いますが、オンライン授業や自主的に勉強しなければならない時間が増えていると思います。これだけ膨大な時間が余ってしまうと、その時間で何をどのように勉強すれば良いのかが分からない方も多いのではないでしょうか。そこで、一人の中学受験を経験したものとして、少しだけ受験生の皆さんにアドバイスやエールなど送りたいと思います。
まず、勉強において最も重要なのは集中力だと思います。当たり前だと思うかもしれませんが、集中しているつもりでも意外と1日経ったら半分以上勉強したことを忘れてしまう事があります(体験談)。また、集中力があっても、教科書、参考書を眺めるだけでは元の力の半分も出せないと僕は思います。そこで、どんな教科でも自分の解答、自分の考え方を書き、文字にしてみる事でグンと学習の定着率はアップすると思います。確かに、この方法に個人差はあり、「書くのは面倒くさいし、見て覚えた方が早い」とういう人はいますが、それでもやって損する事はないと思うので是非頑張ってみてください。
また、人間が集中できる時間というのは意外と短いため、一つの教科をやり続けるのは飽きてしまうこともあると思います。そういう時は、別の教科を勉強してリフレッシュするのもいいと思います。例えば、算数を勉強して疲れたと思ったら社会の暗記分野をやるなど。休憩時間を他の教科に充てる事でさらに効率は上がるのではないでしょうか。
今年度に入り、今僕は中学三年生になって城北では錬成期という期間に入りました。まだ中三になって一度も登校はしていないのですが、この学校に入ってから今までの時間は本当にあっという間で、いろんな出会い、思い出がありました。僕は、実は城北が第一志望ではなかったのですが、全く後悔はしておらず、自分はここに来るべくして来たんだなあと思います。どの中学に入るにせよ、その学校で暮らす3年間(または6年間)は本当にかけがえのないものになると思います。とはいえ、まだ僕もここでの学校生活が半分以上残っているので、全力で楽しみたいと思っています。そのために受験生の皆さんには絶対に後悔しないように「今」全力で頑張ってほしいと思います。
最後に、これから受験生の皆さんは本番前最後の夏に入ると思います。「夏が山場だ!」と先生に言われている人も多いと思いますが、普段からしっかり勉強ができ、結果を出せているのならば、特別張り切る必要もないと思います。ただ、ひたすらに量と質を徹底し、「本番まであと半年!」という程よい緊張感を持てば十分ではないでしょうか。これからの自分の人生を大きく変えるであろう中学受験と戦い、自分が行きたい学校(ぜひぜひ城北に!)までノンストップで突っ走って欲しいと思います。
(中学3年在校生より)