城北ブログ

学校長より~3学期を迎えて~

激動の2020年が終わり、新たな年を迎えました。
昨年は、新型コロナウイルスの感染が世界中で拡大し、私たちの生活様式が大きく変化しました。この年末年始も今までとは違う過ごし方をしたのではないでしょうか。
さらに、今年に入り、新型コロナウイルスの脅威が収まるどころか爆発的に感染者の数が増加し、2回目の緊急事態宣言が出されました。私たちも緊張感を持ち、今まで以上に対策を徹底していかなければならないと思います。

さて、私はこの冬、「最後まで諦めなければ夢は叶う」ことを体現した選手に感動しました。
それは、1月3日に行われた箱根駅伝の復路の最終10区でのことです。駒沢大学は9区を終えた時点で1位の創価大学と1km以上、3分19秒の差がありました。しかし、残りわずか2kmの地点で首位が入れ替わりました。
日々練習を重ね、努力をしてきたことがこの結果に結びついたと思います。そして何より、最後まで諦めないことが大切であることを見せてくれました。自分を信じて諦めなければ夢は叶います。皆さんも最後まで諦めず、日々努力をして下さい。

昔からの格言で「一年の計は元旦にあり」「一日の計はあした(朝)にあり」と言われています。一日のはじめである朝に、その日の計画を思い巡らせ、一年の心づもりを元旦にするという意味です。何事もはじめが大事であるから、しっかりとした目標や計画を立て、着実に実行せよ、という教えです。
目標や計画をすでに決めて、それを目指そうとあゆみ始めた人もいると思います。まだであるという人は、今からでも遅くありません。目標や計画を立て、決意し、夢に向けて努力することを期待します。

高校3年生は、来週に大学入学共通テストが行われ、それから私立大学、国公立大学と2ヶ月にわたって入試が続きます。体調の管理に留意し、志望校合格に向け、強い気持ちをもって、最後の頑張りを見せて下さい。

新型コロナウイルスの感染がいつ収束するのか先の見えない不安な状況は続きますが、医療従事者への感謝を忘れることなく、1日も早く収束し、マスクを外して大声で笑え合える日がくることを願い、この1年の皆さんの更なる飛躍を期待します。

(城北中学校・高等学校 校長 小俣 力)