城北ブログ

学校長より~3学期を振り返って~

この1年は、新型コロナウイルスの感染拡大により、それまでの日常生活から一変し、誰もが経験したことのない、新しい生活様式の中での学校生活となり、当たり前のことができることに喜びさえ感じました。

昨年4月には、映像配信による入学式が行われました。その後、オンライン授業などの自宅学習を経て、分散登校・時差登校となりました。また、この間、様々な学校行事やクラブ活動が中止や制限を受けました。
健康・安全を最優先するとは言え、先の見えない自粛生活が始まりました。思うようにならない日々は今も続いています。私は、皆さんの気持ちを考えるといたたまれない思いでいっぱいです。

そんな中でも、笑顔や友達と楽しそうにおしゃべりをする姿を見て、皆さんは、前向きな学校生活を取り戻してきたように見ていました。そして、このような状況の中で「やれること」を各自が考え、実践していると思っています。これからも自分の夢に向かって最大限の努力をしていきましょう。

先日、高校卒業式が実施され、378名の高校3年生が、この城北を巣立って行きました。

そこで特に感心させられたのは、高校3カ年皆勤が卒業生のうちの約3割を占めていたことです。また、優等・努力賞受賞者が150名以上おり、さらに約7割の卒業生が、高校3年間クラブをやり通していました。

卒業生たちの強い意志と努力を称えます。皆さんも高い目標を掲げ、先輩に続き、更に越えていってほしいと思います。

学年最後の節目に、大変な一年を振り返り、身に付いたこと、不充分だったことなど、今の自分を点検して下さい。点検、反省することで、自分をより高め成長していくことができるのだと思います。やり残してきたこと、努力が不充分であったところ、やらなければならないと思うことを、この春休みにじっくりと時間をかけて取り組んでください。

引き続き新型コロナウイルスへの感染予防をしっかり行い、規則正しい生活に心がけ、計画的な学習を着実に行い、自分を磨いて、始業式には元気な顔を見せてください。

(城北中学校・高等学校 校長 小俣 力)