2022/5/14
中学2年生の化生の授業は化学分野を学習しています。今回は物質の性質として「密度の測定」の実験を行いました。
これに先立って,「化学実験の基本操作」として,電子天びん,メスシリンダー,こまごめピペットの使い方は練習ずみです。
固体の密度は,教材としてある密度測定用体A~Lの12個(銅,鉄,アルミニウムのいずれか)のうち6つ選んで,密度を計算します。
質量は電子天びんで測定し,体積は水を入れたメスシリンダーの目盛りを読み,密度測定用体を入れて再び目盛りを読み,その差から体積を導きます。
液体の密度は,メスシリンダーに液体(エタノール,水,海水のいずれか)を10.0mLとり,その質量を測定することで導きます。
さらに,気体の密度は演示実験で,スプレー缶に空気を入れてその質量を測定し,その空気をメスシリンダーに出して水上置換して体積を読みとりました。
再びスプレー缶の質量を測定して,その質量差を空気の質量としました。
レポートでは,各班の実験データをもとに密度を計算して,固体の密度については横軸に体積,縦軸に質量をとって,方眼紙にグラフを書きます。
中間試験までの実験は,「化学実験の基本操作」と「密度の測定」ですが,中間試験後は化学変化に入り,「化合と分解」,「酸化と還元」といった実験を予定しています。
(中学2年理科スタッフ)