2024/5/15
「ネパールのバザールで文化が混ざ〜る」を終えて この度、GWの頭(4月27日・4月28日)に板橋区平和公園にて「ネパールのバザールで文化が混ざ〜る!」というイベントを開催し、代表を務めました鈴木拓哉です。
まずは、地域や色々な方を巻き込んだこのような大きなイベントが無事に終えられたことにホッとしています。 当日は予想を越える来場者の数で対応が追い付かないことも多々ありましたが、このイベントの目的である多 文化共生を体現化することが出来ました。
年々日本に移住する外国人は増加していて、2023年の時点で日本には三百万人近くの在日外国人がいま す。日本語を流暢に話せて日本に何かしらゆかりのある方もいますが、出稼ぎ目的で日本について何も知らな い人もたくさんいます。その中には日本で辛い経験をした人もいます。私も幼少期を海外で過ごし、帰国してす ぐには日本の環境に馴染めなかった経験から、多文化共生について考え始め、日本語教室でのボランティア活 動や調べ作業などをするようになりました。今回のイベントも、多文化化していく地域社会について考え、外国人 と地域の人がともに生活する上で、異文化についてもっと知ってもらいたいと思い企画しました。
「どうしてネパールを取り上げたのか?」については、私がこのような経緯で異文化交流イベントを開きたいと思 い、よく地域のイベントに携わっている区議会議員の方に直接アプローチをしました。その時偶然自分と同じよう にネパールと日本の異文化交流イベントを開きたいと同じ区議会議員の方にアプローチをしたネパール人の方 がいて、彼と意気投合したことがきっかけです。イベント当日は予想していた来場者数を遥かに超える人数が会場に足を運んでくれました。私の知り合いも大 勢来てくれ、初めて食べるネパール料理を「めちゃくちゃうまい!」と言いながらいっぱい食べていました。後日、 地域のケーブルテレビにもイベントは取り上げられ、取材を受けていた来場者の方の中には「来てよかった!」 や「ネパール文化に興味を持ちました!」などという感想をいただきました。今回のイベントを通してより多くの方に異文化 を体験していただくことができ、興味を持っていただいたということは私にとって何よりも嬉しいことですし、イベントを開催してよかったなと心から思えました。その一方で反省点も多くありました。分別やポイ捨てといったゴミ問題 や、騒音問題などで近隣住民から苦情を受けることもたくさんあり、ルールを伝えて共有することの難しさを実感しました。また、異文化交流といった点では、ネパール人はネパール人で固まり、日本人は日本人で固まると いったような光景も多くみられ、課題もたくさんありました。二日間を通して合計で一万五千人ほどの方にご来場いただきました。振り返ると多くの課題もありますが、これほど大きなイベントを開くことができたことは私にとって貴重な経験になりましたし、沢山のことを学ぶことが出来ました。
最後に、今回のイベントは私一人では到底出来る事ではありません。関わってくださった方々、手を貸してくれた城北生、先生方、そしてイベントに足を運んでくれた方々全員に感謝いたします。 本当にありがとうございました。
鈴木 拓哉