2024/6/30
ALTのトゥミ先生は南アフリカのヨハネスブルグ出身で、城北で初めて赴任された南アフリカ出身の先生です。この2年間授業やクラブ活動で、南アフリカの歴史、文化、生活などについて多くのことを紹介してくださいました。
語学部では、南アフリカ料理のチャカラカの調理方法を教えていただきました。スパイシーで美味でした。渋谷と浅草での外国人への街頭インタビューでは、緊張して話しかけられない生徒をサポートされました。そして、1番の思い出は南アフリカ大使館訪問です。南アフリカの歴史・文化・日本との関係などを説明していただきました。スタッフの方が気さくで親切で、南アフリカという国が身近に感じられました。
トゥミ先生に感謝の気持ちを込めて、6月28日今度は部員がお好み焼きとみたらしだんごを調理しました。油を買い忘れたり、上新粉に対して水を入れ過ぎたりとハプニングがありましたが、何とかおいしいお好み焼きとだんごができました。
みんなで食べた後、何人かの生徒が英語で感謝の気持ちを述べ、最後にトゥミ先生からお言葉をいただきました。2年前は小さくかわいらしかった生徒が今や自分よりも大きくたくましくなって母親のような気持ちで感慨深い、思いやりを持って他人と関わってほしい、南アフリカには日本の会社も多くあるので将来会えることを楽しみにしていると言われました。トゥミ先生はアメリカの大学を卒業後ITの会社に勤められましたが、今後は南アフリカの子どもたちの心のケアをする心理学者を目指して、医学部で勉強をされるそうです。
単身日本に来る前は不安もあったが、城北の生徒、先生が温かく受け入れてくれたおかげで今は自信を持って次のステージに進むことができるとおっしゃっていました。トゥミ先生からの最後のメッセージは、「何か新しいことに挑戦することを恐れないでほしい。自分の心の声に従ってほしい。」というものでした。最後に生徒が色紙と花束を贈呈した時には、トゥミ先生も感極まったご様子で、感動的なお別れ会となりました。先生のこれからのご活躍を心よりお祈りいたします。
(語学部顧問)