2024/11/15
11月8日に語学部としては4回目の「英語でクッキング」を行ないました。今回はライリー先生とボン先生のお二人から料理の作り方を英語で学び、学食で実際に作って試食しました。
ライリー先生にはワカモレとケサディーヤの作り方を学びました。「ワカモレ」は、アボカドで作るメキシコの伝統的なクリームソースで、何と7000年の歴史があるそうです。タマネギ、トマト、パセリ、レモン汁を混ぜて作ります。「ケサディーヤ」は、中にチーズを入れて焼くトルティーヤ(メキシコやスペインで親しまれている伝統的な薄焼きパン)で、ワカモレをつけて食べるメキシコ料理です。「ワカモレ」と「ケサディーヤ」は元々はメキシコ料理ですが、ライリー先生の故郷のカリフォルニア州やアメリカ南西部でも人気があり、アメリカ合衆国とメキシコの親密な文化的つながりを象徴する料理だそうです。
ボン先生には、ティッカマサーラという料理を紹介していただきました。「ティッカマサーラ」は、ボン先生の故郷であるスコットランドの都市グラスゴーで生まれ、異文化との融合を象徴する画期的な料理だそうです。ルーツはインドですが、ある時客があっさりし過ぎると文句を言ったことで、クリームとスパイスを入れたトマトベースのソースを加えて現在の人気のある料理ができました。マイルドでクリーミーな味がインド料理に慣れていない西洋人に受けたようです。今ではイギリスで最も人気のある料理の1つで、多民族主義を象徴し、また移民によってイギリスの文化と社会が豊かになったかを物語っています。タマネギとトマトピューレに、生姜、コリアンダー、ガラムマサラ、パプリカ、ウコン、ココナッツミルクなどのスパイスを入れて作ります。
この日はサプライズゲストとして、今から10年ほど前JETプログラムの先生として初めて城北に赴任されたカミーロ先生がガールフレンドといっしょに来校されました。料理を食べた後、カミーロ先生から部員に激励の言葉をいただきました。カミーロ先生は現在フィラデルフィアのコーヒー店でコーヒーのバリスタをされています。以前城北の文化祭で城北オリジナルブレンドコーヒーを淹れた経験もお持ちです。
(語学部顧問)