城北ブログ

順天堂大学交流事業プログラムstageⅡ

  1. 8月21日、高校1年生・2年生の医学系志望生徒約30名が、順天堂大学で行われた交流事業プログラムに参加しました。最先端の施設を見学し、医師の先生方から直接お話を伺うことで、将来の進路について真剣に考える貴重な機会となりました。

  2. 今年4月に開設されたスポートロジーセンターでは、内科医の先生から医療と地域社会をつなぐ取り組みについて学びました。文京区と協力しながらスポーツ医療を活用して健康寿命を延ばす実践的な研究を体験し、3D解剖台であるアナトマージテーブルや運動機能の測定機器に触れ、生徒たちは大いに感銘を受けていました。
  3. その後、会場をセンチュリータワーに移してからは、手術や救命救急の体験を行いました。モニターに映し出された腸閉塞の映像を見ながらレーザー機器を用いた手術体験、外科医の卵が使用する縫合練習機器での実習、最新シミュレーターを使った心臓マッサージ体験など、臨場感あふれる学びの連続でした。「ぜひ外科医に」と先生から声をかけられ、嬉しそうな表情を浮かべる生徒も見られました。
  4. また、日本医学教育歴史館では学芸員の方や医史学研究室教授の先生に積極的に質問をしながら、「解体新書」や卒業試験証明書といった貴重な資料を前に、友人と教え合いながらワークシートに取り組む姿がありました。「ここに入りたい」「そのために勉強を頑張ろう」と口々に語り合うなど、目の色が変わった生徒も少なくありませんでした。

    実際に参加した生徒からは、

    * 「将来の自分の姿がイメージできました」
    * 「医師になりたい気持ちが一層強くなりました」
    といった声が寄せられました。

    このような貴重な機会の中、仲間と共に刺激し合いながら学び、医学への夢をより具体的に描きながら、自らの将来を真剣に考える生徒たちの姿が印象的でした。今回の経験を糧に、それぞれの目標に向かって努力を積み重ね、さらに成長してくれることだと思います。

    これに先立つ7月プログラムについての詳細は、https://meditlab.jp/news/11088/をご覧ください。

    今年度の交流プログラムにご協力いただきました順天堂大学の皆様方に、この場を借りて御礼申し上げます。