城北ブログ

中3 公民 探究授業

選挙権年齢が18歳に引き下げられたことを受けて、今年度の中学3年生の公民の授業からは新たにグループで政治課題を研究する学習を実施しています。

まず、それぞれ興味の惹かれた新聞記事を持ち寄り、研究グループである「ラボ」で1つの研究テーマを決めます。

ラボ内プレゼンの様子です。

メンバーに選んだ記事の内容とその面白さを必死に伝えています。

トランプ米大統領のロシアゲート問題やサウジアラビアなど6カ国がカタールと断交のような国際政治に関する記事から、いじめや生活保護費減額の懸念などの国内の政治課題をあげる生徒まで、関心の多様さに授業者も驚かされます。

研究テーマが決まったら、次は研究とディスカッション。

なぜ大々的に報じられているのか、これまでどのような経過を辿ってきたのか、そして世界的にどのような影響を及ぼすのかなど、数々の疑問が湧いてきて活発な議論が絶えません。

研究がまとまったら、最後に研究を共有する「学会」です。

ラボでレポートを協働して作成し、お互いにその出来映えを評価し合います。

堂々とした発表です。

報告に鋭い指摘が浴びせられます。

協力し合って作成したレポートは、力作揃いでした。

主権者として政治に関心を持ち、参加していく主体性や判断力を養う学習は、同時に2020年の新大学入試に向けた思考力と表現力を培うことにも深く繋がっています。

年間を通じてさらに深まっていくように実施していきます。

(公民科スタッフ)