2017/12/12
前回に引き続き、選挙ラボの様子です。
4.ボートマッチ
それぞれの主張や争点がわかったところで、いざ自分の投票先を選びたい…しかし自分の選択はこれでいいのか不安…。まだ曖昧なままの自分の政治意識を明確にするために、一人ひとりにiPadを配布して、毎日新聞社が提供しているボートマッチサイト「えらぼーと」に取り組みました。各政党の候補者に答えてもらった25の質問と同じ質問に答えて、政党との考え方の一致度を見ることができるサービスです。
5.模擬投票
人生で初めての(模擬)投票です。棄権や白票を投じる自由があることを説明し、比例代表形式で実施しました。あちらこちらから「早く結果が知りたい」という声が聞こえてきましたが、公職選挙法における人気投票の禁止に抵触する恐れがあるので、実際の選挙の後までおあずけです。実際に投票を経験してみたことによって関心が増し、週明けに何人もの生徒が選挙速報をみたと報告をしてくれました。
6.選挙ラボを通じて・・・
『以前まで私は「選挙や政治は18歳以上が関わるもの」と思っていたので、あまり政治には興味がありませんでした。しかし今回の学習で、各政党の主張から考え方の傾向まで様々なことを学ぶことができ、以前より政治に対しての関心が強くなりました。また「模擬立ち合い演説会」で、候補者役の態度や話し方などで印象がこんなにも変わるのかと驚きました。たどたどしい口調で細々と話す候補者役は信頼しづらいのに対し、逆にしっかりした口調の候補者役は頼もしく思いました。選挙の公約だけでなく印象も選挙の結果に響くのではないかと感じました。』(生徒の感想文より)
この学習を通じて、これからも日頃より政治への関心を育んでいってもらえることを願っています。
※教育基本法や公職選挙法に則り、公正・公平に十分配慮して授業を実施しました。
(中3公民科スタッフ)