2019/5/30
今回は、中1の新入部員を迎えての初めての歴史部巡検でした。
行き先は群馬県の高崎です。高崎というと、何を思い浮かべるでしょう?
その名を冠した「高崎城」が駅のすぐそばにあります!高崎城も訪れました。
が、今回のメインは高崎城以前にこの地域の中心の城だった「箕輪(みのわ)城」です。高崎駅からバスに揺られること約40分。榛名山の東南麓に広がる丘陵上にあります。
ガイドさんとも合流し、これから箕輪城の巡検開始!
このお城から門跡(郭馬出西虎口:かくうまだしにしこぐち、といいます)が発掘されました。関ヶ原以前では、確認されている中で関東地方最大規模の門跡だそうで、考証を経て、2016(平成28)年に復元されました。立派ですね!
本丸跡。とても広いです。どのような建物が建っていたのでしょうか?
この日はとても気温が高く、30度を超えていました。
そんな中でのお城の見学ですが、午前中が終わった時点で、中1の新入部員は‥少々お疲れモードのようでした(高崎に戻るバスを待っているところです)。
お昼ご飯を食べて、一休み。
元気を取り戻したら、午後は高崎城の見学です。
高崎城は残念ながら建物がほとんど残っていません。まず、当時の面影を残す土塁の跡を歩きました。今は桜の木が植えられています。
これは、高崎城のにある数少ない建物で、東門。明治初めに払い下げられていた後、昭和55年に現在地に移築復元されました(一説に藩主居宅の門ともいわれています)。
その後、高崎城のすぐそばにある大信寺へ。江戸幕府の3代将軍となった家光の弟忠長が葬られており、その墓所に案内して頂きました。
忠長は父母の寵愛を一身に集め,兄家光をさしおいて次の将軍に‥との風評もありましたが実現しませんでした。後に兄家光との対立が深まり、高崎の地で自刃しました。そんな忠長を葬ることは憚られたのですが、この大信寺が引き受け、現在にその墓所が残るのです。
先ほども述べたように、この日はとっても暑かったのです!!初めて巡検に参加した中学1年生諸君は、よく頑張っていました!
でも、そんな暑さの中での巡検だからこそ、合宿に向けての良い予行にもなりました。本番の合宿は、真夏の京都。今回とは比べものにならない暑さです!大変だからこそ、みんなで協力をしながら、良い合宿にしていきたいと思います。
さて、巡検後の歴史部では、その夏合宿に向けての計画表の作成を始めました。4つの班に分かれて1日ずつの行程表を作成します(行き先も部員が決めます)。今回の巡検の反省も活かして、良いプランが作れるといいですね!
(歴史部顧問)