城北ブログ

【地理部】川越の考察!!

地理部では6月9日に定例の1学期フィールドワークを行いました。今回の調査地域は埼玉県の川越です。県南部に位置する川越は、近世以降に城下町として発展しました。また、周辺を流れる入間川や新河岸川の水運を活用することにより、当時の川越藩内で生産された農作物や特産物の集散地としても賑わいました。このような背景から明治期以降は商業都市としての性格を強め、「仲町」から「札の辻」までの通りには、多くの商店や問屋が軒を連ねました。この通りには、耐火性を高めた蔵造りの建物が並び、現在でもその景観を観察できます。今回のフィールドワークでは「城下町川越」と「商都川越」の2つの性格を、土地利用調査や関連施設の見学から学びました。このフィールドワークの報告は、今年の文化祭に合わせて発刊する予定の「ちりレポ第22号」に掲載する予定です。

 

今回の調査地は「川越」です。

午前中は「商都川越」をテーマに「蔵造りの街並み」で土地利用調査を行いました。目抜き通りに並ぶ建物を一軒一軒確認して、建物が蔵造りなのか、何に利用されているのかなどを調査しました。新入部員も先輩と一緒に活動していました。このデータを元にオリジナルの地図を作成し、ちりレポに掲載する予定です。

 

 

午後は2班に分かれ「城下町川越」をテーマに川越城や市立博物館、喜多院などの寺社を見学しました。

 

 川越城近くの道路は、城下町に見られる複雑な形状をしています。道に迷う観光客も多いようです。

 

現在、部員達はフィールドワークの成果を「ちりレポ」に掲載するための執筆作業を行うとともに、夏合宿で訪れる予定の金沢の事前学習に取りかかっています。今後も地理部の活動にご期待下さい!!

(地理部顧問)