「えっ、地理部って何?」こんな疑問をお持ちになったそこのあなた。いいクラブがありまっせ。まあ聞いておくんなされ。地理部とは一言で言えば旅行部のようなものでありましょうか。日本全国津々浦々さまざまな所を訪れておりやす。訪れて何をするかってぇと、その土地の文化、食、伝統工芸などを実地調査、つまり地元の人に話を聞いて、調査をするって次第であります。用は調査をして、ある町のことについての名人になろうとそういうことですな。んっ、なんだか難しそうだって?いやいやそんなことないって。気楽に旅行をして、その土地のうまいものを食べて、伝統の技に驚嘆し、男同士いろいろ語り合おうってだけさ。まあ、学校版“所さんの笑ってこらえて ダーツの旅(日本テレビ)”ってことですわ。
では、日ごろの地理部は何をしているのでしょうか。基本的には『ちりレポ』の原稿作成、合宿および巡検地の決定、部員同士の語らいなどが日常的に行われています。つまり文化祭以外は結構暇なのです。ですから兼部も十分に可能です。活動は月・金曜日の週二回。上下関係は皆無に等しく、みんなでご飯を食べに行ったりすることもしょっちゅうです。旅好き大歓迎!!!
年間予定 | まずは地理部の活動を表すのに使う表現をいくつか上げておきましょう ・合宿 ・巡検 ・文化祭 ・ちりレポ それではこういったイベントを知って頂いた上で、一年間の活動の様子をご覧頂きましょう。
注1 年間通して、『ちりレポ』の原稿作成を行います。 |
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合宿 | 合宿は毎年夏と春の年二回行われています。場所は北海道から九州まで、島嶼(とうしょ)部も含めて、日本全国どこにでも行きます。そして出来るだけ大都市は避け、地理部で十分に調査ができる小規模な自治体を選ぶことが基本です。大都市に行きたい場合は、巡検などで希望すれば、関東近郊の自治体に限り行くことが可能です。参考までに合宿地、および巡検地をご覧ください。 2011・8~2012・7 木曾福島(夏合宿) 塩尻(春合宿) 鎌倉 御獄(巡検) 2012・8~2013・7 遠野(夏合宿) 成田(巡検) 2013・8~2014・7 淡路島(夏合宿) 勝沼ぶどうの郷(春合宿) 小田原・川越(巡検) 2014・8~2015・7 浜名湖(夏合宿) 筑波(春合宿) 横浜臨海部(巡検) 2015・8~2016・7 琵琶湖(夏合宿) 沼津・三島(春合宿) 千代田区界隈・品川宿(巡検) 2016・8~2017・7 伊豆大島(夏合宿) 水戸(春合宿) 川崎・日本橋界隈(巡検) |
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実績 | 実績といわれても。困ってしまうのがこの地理部。何か校外から賞を頂いたことはございません。また、ちりレポ創刊号より国会図書館に寄贈蔵書されています。 |
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その他 | 地理部では中学生の段階から、個人個人に名刺が渡されます。つまり部員一人ずつに自分の調査領域に関しての責任を持ってもらうのです。そうすることで、部員には自立心が目覚め、自分から相手に対して積極的に質問が出来るようになり、さらに慣れてくると自分から調査機関に電話をかけアポイントまで取ってきてしまいます。こういった能力を持つ中学生、ないし高校生は少ないものです。そのような学生を大学は求めています。教師に言われた枠の中でしかできない受動的な学生と、誰に言われるまでも無くどんどん自分で道を切り開いていく能動的な学生。どちらを選ぶかは一目瞭然です。 |