城北ブログ

歴史部の夏合宿!④

 広島合宿もいよいよ最終日となります。この日は近代史という今回のテーマとは少し離れて、宮島に上陸し中世の文化などについて学習し、東京へ帰ります。

 

 まずは宮島にフェリーで渡り、厳島神社を参拝しました。

 厳島神社の御祭神は天照大御神と素盞鳴尊が高天原で剣玉の御誓をされた時に御出現になった神々で、御皇室の安泰や国家鎮護、また海上の守護神として古くから崇信を受けており、特に平清盛が篤く信仰したとされる、大変歴史ある神社です。この神社の特徴は、言うまでもなく海上にあることです。幸いこの日は晴れており、また満潮に近い時間帯だったこともあって赤い鳥居が大変美しく見ることが出来ました。その後は神社内の各所を周ってから神社を出てすぐの宝物館に行きました。ここには平安時代以来奉納されてきた厳島神社の260点もの宝物が収められており、源平時代の鎧などいくつかの代表的な作品を見ることが出来ました。

 

 そして、最後に豊国神社(千畳閣)を参拝しました。この神社は豊臣秀吉を祀っているとされています。神社の建物は全体的に吹き抜けの構造となっており、海が見えるほか全体的に風がよく通るようになっており、暑い日でも大変涼しい場所でした。また、実際江戸時代には人々の交流、納涼の場としても親しまれていたようです。

 

 その後、よく涼んでから再び港に向かい、本州に戻りました。昼食は、スケジュールの都合で駅弁を注文して購入し、新幹線の中で頂くこととなりました。

 

 そして、14時3分、定刻通りに新幹線に乗り込み、東京に帰路に着くことができました。幸い、大変暑い中ではありましたが4日間を通じて天候にも恵まれ、また大きな怪我や事故、病気なども無く無事に合宿を終えることができました。今回の合宿は、顧問の先生、OBの先輩方、ガイドの方、保護者の皆様方、その他大勢の方の協力があって無事に完了することができました。ここに感謝申し上げます。

 

 歴史部では、これから文化祭に向けて、模型の制作や文化祭に向けた資料作りを行います。もし城北の文化祭にいらっしゃいましたら、是非歴史部のブースにお越しください。皆様の来場、心よりお待ち申し上げます。

 

(高2 部員)