2025/4/1
山岳ワンゲル部では毎年「春島合宿」と称して、その年卒業する高3生もあわせて伊豆諸島の島々を訪れています。
昨年の新島に引き続き、今年は大島を訪れました。
中1から高3生まで総勢38名で、竹芝から夜行船に乗って出発しました。
翌朝の合宿2日目。島の北側の岡田港から南側のトウシキキャンプ場まで、広い大島をザックを背負って縦断します。
しかも途中で三原山の裏砂漠を通るという「鬼行程」でした。
約20キロにも及ぶ長い道程を歩くこと7時間、ようやくキャンプ場まで到着しました。
キャンプ場に着いてからは、昼食・夕食づくりです。今年は食事作りに力を入れた一年でした。東京から持参したものや現地調達した食材を駆使して、料理を作っていました。
合宿3日は絶好の登山日和。トウシキキャンプ場から三原山火口に向けて登っていきます。登っていくこと約3時間、視界が開けて島を一望することができました。山頂の火口展望所では、三原山火口付近を見ることができ、貴重な経験になりました。
この日も20キロ以上を歩きましたが、下山した後希望者を募って有名な地層大切断面を見に行きました。
キャンプ場では高3生がバーベキューをして、後輩達に肉をふるまってくれました。
普段の山の合宿では行えないキャンプならではの楽しみができるのも春合宿の特徴です。
最終日は午前中にサイクリングで島内観光を行い、ジェット船で熱海へ寄港しました。
熱海港で毎年恒例の高3引退式を行いました。
中1でコロナ禍に直面し、途中思うようにクラブ活動を行えなかった代ですが、2年前彼らが槍ヶ岳に挑戦してくれたからこそ、今のワンゲル部があります。常に挑戦に気持ちを抱えながら新天地での活躍できることを期待しています。
そして、山岳ワンゲル部も4月から新入部員を迎えて、夏山に向けてのトレーニングが始まっていきます。年々レベルアップできるよう、頑張っていきましょう!!
(山岳ワンゲル部顧問)