城北ブログ

地学部 2017夏合宿@南伊豆その2

2日目

2日目は、「伊豆半島ジオパーク」の下田エリアをまわります。

ジオパークとは「地球・大地(ジオ:Geo)」と「公園(パーク:Park)」とを組み合わせた言葉で、「大地の公園」を意味し、地球(ジオ)を学び、楽しむことができる場所を言います(日本ジオパークネットワークより)。

ジオパークは世界組織もあり、世界ジオパークはユネスコの事業となっています。

今回最初に訪れたのは、「爪木崎」です。

ここでは柱状節理が発達しています。

きれいに並んだ六角柱が自然にできたことに、部員たちは驚きを隠せません。

また、ここ爪木崎の柱状節理は、もともと地下のマグマが冷えてできたということから、地下でのマグマの広がりにも想像を巡らせます。

また、遠くに風力発電施設も見られました。

なぜここに風力発電施設が設置されたのか、その地学的事情を考えてみることも、また地学を楽しむことに繋がります。

灯台にもやってきました。ここから周囲を一望できます。

バスの時間まで少し余裕があったので、近くの海岸で再び岩石・鉱物採集。

変わった岩石は持ち帰って調べます。

つぎに向かったのは「恵比須島」です。

ここでも様々な地層を見ることができます。

ごつごつした大きな粒子が多い岩石や

模様がみられる岩石までさまざまです。

クリノメーターという器具で、地層の向きと傾きを測ります。

最後に、「弁天島」に行きました。

ここでも今までとは違った特徴的な構造を見つけました。

ジオパークを巡った後は、道の駅でひとやすみ。

ですが、ここでも道の駅に展示されている岩石に夢中になる部員たちでした。

夜には、天体観測をリベンジ!!

夜空を黒板代わりにして、星や星座の位置を確認します。

ただ残念ながら雲が多く、実際に観察できたのは30分ほどでした。

(地学部顧問)

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