2017/10/3
先日「速報」という形で化学グランプリの結果をお知らせしましたが、今回はその詳細をご報告したいと思います。
化学グランプリとは、日本化学会が主催する、全国の中高生が化学の実力を競うコンテストです。
国際化学オリンピックの予選も兼ねています。
毎年、海の日に一次試験が行われており、本校からは化学部の生徒を中心に参加しています。
一次試験はマークシート形式の筆記試験で、二次試験に進めるのは80名のみ。
割合としては成績上位2%という非常に狭き門となっています。
これまでも上位10%や5%に入った生徒はいましたが、今回は高校三年の横山裕大君が初めて一次試験を突破しました。
二次試験は8月18日から一泊二日の日程で、筑波大学を会場に行われました。
こちらは各自で実験を行い、そのレポートの内容で評価する形式で行われます。
初めて行う実験を手引き書通りに行うのも大変ですが、この試験では制限時間内に効率よく終わらせ、しかもそのデータを解析してレポートにまとめる必要があります。
しかし、横山君は日頃の部活動での研究だけでなく、授業でも数多くの実験とレポートを経験してきただけあって、二次試験でも高得点を挙げ、金賞を受賞することができました。
今年は横山君以外にも、高校三年生2名が上位に入り関東支部長賞を受賞しました。
また、高校二年生1名も上位20%に入るなど、来年以降も城北生の活躍が期待できそうです。
(化学部顧問)