2017/8/25
3日目
この日の午前中は、近江商人のもう一つの里、へ。
ガイドさんによると、この町はかつて商人はその利益の三分の一を町に納めたそうです。
自分の利益を公に還元する、その精神こそが近江商人が繁栄した秘訣の一つかもしれませんね。
藤井彦四郎邸は、明治時代に皇族方や政治家も多く訪れた邸宅で、映画「日本でいちばん長い日」のロケにも使われたそうです。
部員の一人は、この邸宅の庭園にたいそう心癒されていました。彦四郎自ら構想した広々とした庭園です。
~五個荘商人の屋敷めぐり、近江商人に変身!!~
五箇荘駅から近江鉄道に乗って、豊郷の伊藤忠兵衛記念館へ。
総合商社伊藤忠の創業者伊藤忠兵衛が暮らし、二代目忠兵衛が生誕地が整備・公開されています。
館の方が、ネットや本にも載っていない忠兵衛の生涯や、伊藤忠のエピソードを教えて下さいました。
伊藤忠では、初任者研修で訪れるそうです。部員の誰かが、将来社員として再訪??
~近江鉄道の車内風景~
豊郷は某アニメの舞台とかで、車内広告のスペースに、ポスターが貼ってある車両も。
このあと近江八幡に戻り、W.M.ヴォーリス縁のヴォーリズ記念館とハイド記念館へ。
ヴォーリズは明治時代に来日し、近江八幡で布教・建築・教育・医療など多岐にわたる事業で活躍した人物です。
二つの記念館はともにヴォーリスが設計したもので、随所に細やかな心遣いが見受けられ、
彼が設計の際に住まう人々のことを想ってことがよく分かります。
それだけでなく、説明を伺っていると、近江八幡の人々がヴォーリスを街の誇りとして大切にしていることがとてもよく伝わってきました。